「オリックス・バファローズ」ファーム公式戦にて観客調査を実施 2025.10.01 体育学部地域社会とつながるビジネスとつながる

天理大学体育学部 稲葉研究室の3年次生4名が、9月23日、「オリックス・バファローズ」ファーム公式戦において観客調査を実施しました。会場は、この日の試合日だけ “さとやくバファローズスタジアム” とニックネームされた、さとやくスタジアムで開催されました。

この調査は、「オリックス・バファローズ」が2014年より取り組んでいる「プロ野球公式戦(ウエスタンリーグ)における産官学連携プロジェクト」の一環で、関西の大学や自治体と連携して観客を対象としたマーケティング調査を行うものです。

今年度の調査テーマは「ファーム(地方)主催試合を舞台にしたスポーツツーリズム」。稲葉ゼミでは、学生たちがテーマに沿った調査項目を話し合い、様々な角度から検討を重ねて調査票を作成しました。

当日は約2,200人が来場。学生たちは積極的に声かけを行いながら調査票を配布し、過去最高数の回収を達成しました。

今回のフィールドワークを経て、稲葉ゼミでは秋学期に調査結果の集計・分析を行い、11月29日に予定されている球団主催の合同発表会に向けて準備を進めます。この発表会では、同プロジェクトに参加した他大学の学生もプレゼンテーションを行う予定です。

以下は、「オリックス・バファローズ」ファーム公式戦観客調査に参加した学生です。

  • 河野真虎斗さん(体育学科競技スポーツコース3年・東大阪市立日新)
  • 川原仁瑚さん(体育学科スポーツ文化コース3年・北陸)
  • 杉村麻衣さん(体育学科スポーツ文化コース3年・多治見西)
  • 立花紗季さん(体育学科競技スポーツコース3年・近江兄弟社)

学生コメント

  • 京セラ(一軍)の試合とは違って観客がもう少し少ないと思っていたので、予想外に多くて驚きました。特に若い人が多かったと思ったので、SNSを上手く使えばもっと調査も盛り上がるのではないかと思いました。
  • 想像していた以上に観客が集まっており、実際に足を運んでみて、大きな球場ではないからこその距離の近さがファーム(二軍)の魅力なのだと感じました。また、熱心に応援している方やコアなファンなどが大勢いることを実感しました。
  • ファーム(二軍)の試合での人の多さに驚きました。調査開始から試合開始までの2時間があっという間で、ファンの方々がすごく優しく協力してくれたことが印象に残りました。
  • 初めは話しかけるのにとても緊張しましたが徐々に慣れていくことができ、観客の方ともいろいろなお話をすることができ、人のあたたかさを感じました。球場には予想以上に人が多く、大きなカメラを構えている熱心なファンもいて驚きました。

担当教員 稲葉慎太郎准教授コメント

現場で調査を開始してから、こちらからの指示は最低限にとどめていましたが、学生同士で主体的に連携・協力して多くの観客の方に積極的に声掛けをおこなっていました。その結果、このゼミ調査での過去最高の回収数となりました。調査の声かけの際に、観客の方と調査内容以外についてもコミュニケーションを取っている場面も多く、参加した学生たちにとってはプロスポーツの現場を知るうえで良い経験になったと思います。

関連リンク

ページ先頭へ