明治の昔、封建社会から近代国家へと変貌した時代。新たな日本を夢見た若者たちが、それぞれの立場で文化を花咲かせました。夏目漱石・正岡子規・森鷗外の三人も、近代文学の先駆者として、多大な影響を及ぼしています。
彼らの没後百年あまりを経て、本年の展覧会では、天理図書館が所蔵する多数の近代文学資料より、漱石・子規・鷗外の自筆原稿類を中心に展示することとしました。作家自らの手書きによる原稿は、その作家や作品研究のうえにおいて第一級の資料です。様々な推敲跡や編集による書き入れ等、紙面からは今も彼らの息づかいが聞こえるようです。
同時代を生きた三人が、ときに関わりを持ちながら、どういう人生を送ったのか。展示された様々な文学作品を通じて、その一端に触れていただければ幸いです。


会 期
2025年10月15日(水)~11月17日(月)
9:30〜16:30(入館は16:00まで)
【休館日】毎週火曜日
会 場
天理大学附属天理参考館 3階 企画展示室
(〒632-8540 奈良県天理市守目堂町250)
入場料
大人 500円
団体(20名以上) 400円
小中高生 300円(学校団体の見学は無料・事前申込が必要)
障がい者とその介護者1名は無料
(障がい者手帳またはミライロIDなどをご提示ください)
対象者
研究者・一般
主 催
天理大学附属天理図書館
後 援
奈良県・天理市・天理市教育委員会・天理市観光協会・歴史街道推進協議会
協 力
天理大学附属天理参考館
【記念講演】
太田登 氏(天理大学名誉教授)
「漱石・子規・鷗外と近代の出版文化」
■2025年11月3日(月・祝) 13:00開場 13:30開演
(11:00より天理参考館受付にて整理券配布)
■会場:天理参考館研修室
■定員100名 要入館券
お問い合わせ先
天理大学附属天理図書館
0743-63-9200
詳細はこちら
・天理図書館ホームページ