
6月25日・26日、天理大学は自衛隊奈良地方協力本部の協力を得て、課外活動クラブに所属する学生を対象に、事故防止講習会を天理大学3号棟講堂にて開催しました。

毎年、各団体の役員学生を対象に「課外活動における事故防止講習会」を継続的に実施しており、講習会では、自衛隊員による熱中症に関する座学と心肺蘇生法の実演が行われました。

はじめに、熱中症に関する座学では、発症のメカニズム、応急処置の手順、予防策、個人でできる対策などについて説明がありました。特に個人対策としては、「暑さへの順応」、「プレクーリング」「アイススラーリーの活用」などが紹介され、隊員は「運動前に身体を冷やしておくことが、熱中症対策につながる」と学生に呼びかけました。


続いて行われた心肺蘇生法の実演では、胸骨圧迫の方法やAEDの使い方について説明がありました。「圧迫は手のひらを重ねて掌底で行い、1分間に100~120回のテンポで行うことが重要である」と指導がありました。説明後、学生たちはグループに分かれて、実際にポイントを確認しながら丁寧に実践していました。