中国語学科で「“ならしかプログラム”(インターンシッププログラム)事後報告会」を開催 2024.10.25 国際学部中国語学科キャリア・資格・就職支援社会連携地域・企業との連携6つのCONNECT地域社会とつながる

天理大学国際学部の中国語学科は、10月16日、「“なら”で“しか”できないインターンシッププログラム」、通称「ならしかプログラム」の事後報告会を杣之内キャンパスで開催しました。

中国語学科では、グローバル化社会、多文化共生社会で活躍する人材育成のため、語学の学びに加え、日本文化への理解が必須であると考え、日本文化発祥の地「古都・奈良」の魅力ある企業にインターンシップ参加し、変わらぬ価値から新しい価値を創出して発信する力を手に入れる機会を学生たちにもってもらいたいと、今年度、「ならしかプログラム」を開講する運びとなりました。

今年度は、日本を代表する書道用具・筆記具メーカー「株式会社呉竹」様、そして、奈良発の世界的ブランドによる高級ホテル「JWマリオット・ホテル奈良」様のご協力を得てプログラムを開催し、大屋妃佐世さん(中国語専攻3年生・桜井)と紀本麻衣さん(中国語専攻3年生・大宇陀)が参加しました。

大屋さんと紀本さんは、7月に実施された事前研修で、中国語学科(専攻)教員と本学キャリア支援課職員から本プログラムについて説明を聴き、元航空会社勤務のビジネスマナー講師によるビジネスマナーレッスンを経て、夏季休業中にそれぞれ研修に臨みました。

その後、インターンシップを終えた大屋さんと紀本さんは、10月16日、同専攻・学科の学生および教職員へ向けて事後報告会を開催しました。

報告会では、まず、大屋さんが登壇し、インターンシップ先の「株式会社呉竹」で体験した内容を具体的に説明しました。また、「8日間のインターンシップで、チームで動くことの大切さや、こまめにスケジュールなどを確認することの重要さに気づいた」と自身の体験したエピソードを交えて語りました。そして、事前にしておけばよかったこととして「ビジネスメールの書き方」を挙げ、「普段の学生生活だけでは知らない言葉遣いなどに戸惑った」とも話しました。

続いて、「JWマリオット・ホテル奈良」でインターンシップを行った紀本さんが登壇しました。紀本さんは担当したフロント業務以外にも、記念日に宿泊されるお客様への特別なベッドメイキングとして「タオルアート」でおもてなししたことも紹介しました。
紀本さんはインターンシップを振り返って、「待機中も笑顔をたやさないようにすることに苦労があったけれど、スタッフ同士のコミュニケーションがとてもスムーズで、それが仕事の連携にもつながっていることを体感できた」と語りました。また、「中国語圏のお客様だけでなく英語圏のお客様も多くかったので、英語ももう少し勉強しておけばよかった」とも話しました。

また2人は、ともに「インターンシップ先の企業研究をもっとしておく必要があった」と反省を述べましたが、「実際に仕事を体験することで視野が広がり、日本文化を知ることの大切さも実感した。今回の体験をこれからの学生生活や就職活動などに活かしていきたい」と語りました。

また、ぞれぞれの個別報告に続いて、中国語学科の山本和行教授を交えたトークセッションがおこなわれ、大屋さんと紀本さんの報告を基に、今回のインターンシップでの経験をさらに掘り下げた報告がおこなわれました。その後、報告会に参加した学生からの質問にも丁寧にこたえ、今後、このプログラムへの希望を検討している学生たちにとって、インターンシップとはどのようなものかが具体的にイメージできる貴重な機会となりました。

報告会の最後には、中国語学科教授の中川裕三主任からプログラムを終えた大屋さんと紀本さんに、それぞれ「修了証明書」が授与されました。

中国語学科では、今後も県内企業や卒業生と連携を取りながら、「“なら”で“しか”できないインターンシッププログラム」を実施し、キャンパス外でも学生が地域や社会と接点を持って自ら発信できるような機会を提供していく予定です。

関連リンク

ページ先頭へ