ホームページの説明

今回の天理大学アメリカス学会ホームページの作成に携わった島田拓司と申します。インターネット普及のスピードには目を見張るものがあり、今や学術研究のためにはなくてはならない存在になってきました。この度ようやくアメリカス学会でもホームページを立ち上げることができ、非常に喜ばしく思います。

なぜ天理大学に着任してまもない私がホームページ作成という大役を引き受けることになったかと申しますと、たまたま1998年2月に英米学科、及び教養部の新任英語教員と数名の非公式会議があり、その後の懇親会の席で、同席しておられた副会長の北詰先生からアメリカス学会のホームページを作りたいという話がでました。その時、私も「インターネット利用によるコミュニケーション研究」という学会口頭発表を一週間後に控えており、いろいろと調べており、自分のホームページを再構築していた関係で、「アメリカス学会のホームページを是非作りましょう」と口が滑ってしまいました。これが事の発端です。もっとも、ホームページを作ることは今までにも何度かやったことがあり、アメリカス研究という分野は私の専門外ですので、とりあえず「立ち上げるまで」という条件付きで正式にお引き受けしました。

今回作成した天理大学アメリカス学会ホームページは、Power Macintosh 8500/150の環境で、クラリスホームページ2.0というソフトを使って作成しました。実はこのクラリスホームページ2.0は、約1年前にアカデミック・ディスカウントで8,900円で購入した「クラリスワークスInternet」というソフトに入っていた付録のようなソフトですが、非常に重宝しています。

まず、WWWブラウザでアメリカス学会のURL(Uniform Resource Locator)を入力して一番始めにアクセスするページのことをホームページと呼びます。このページは天理大学アメリカス学会のサイトの表紙に当たる部分です(もっとも最近は、この表紙の部分も含めてサイト全体をホームページと呼ぶことも多いようです)。このホームページの

というタイトルは、Photoshop4.0というソフトで画像として作成し、ドロップシャドーという技法で陰を作りました。次のアメリカス学会のロゴは、「アメリカス研究創刊号」の表紙をスキャナーで読みとり、それをPhotoshopで加工しました。

問題は次の

という虹の色が動くアニメーションですが、これもPhotoshopで作成し、それをGif Builderというフリーソフトでアニメ化しました。これには結構時間がかかりました。

これ以下のメニューには、リンクが張られていて、これらの文字(普通は青色)をクリックするとそのページに飛ぶようになっています。

については、Gif BuilderのEffectを使って加工しています。あまりアニメーションを多く使うと、ファイルが大きくなってしまってアクセスに時間がかかるようになってしまうので、アニメーションはこの程度で止めておきました。

背景にある世界地図は、ホームページ作成用の素材集から選びました。本当は南北アメリカ大陸だけでいいのかとも思いましたが、両方を比べてこちらの方が格好がいいと思ったので独断でこうしました。

素材は大体以上の通りです。ホームページのデザインには、作成者の個性がでますので、気に入らない方もいらっしゃるとは思いますが、とりあえずは様子を見ることにしたいと思います。こういうデザインのほうがいいというご提案がある場合にはぜひ新提案をご提出下さい。

ホームページの内容についてですが、賛否両論があると思われますが、ホームページは常に進化し続けるものであり、本ホームページを会員1人1人が様々な議論を展開し、積極的に参加してより良いものに作り上げていって頂きたいと思います。

また、個人的には、会員交流のためにはメーリングリストが不可欠だと思いますが、費用の問題や誰が音頭取りになるかなど、決めなければならないことも多くあります。メーリングリストとは、電子メールを使って、行うディスカッショングループで、そのグループの会員の1人がメーリングリストにメールを送ると、登録されている会員全員にそのメールが配信される仕組みになっています。例えば、ある情報について知りたい場合に、そういう質問をすると、その情報を持っている会員がメーリングリストを通して、あるいは直接電子メールで連絡してくるという場合もあります。費用は年間に2-3万円くらいからメーリングリストサービスを行っているプロバイダーもありますが、その費用がペイするくらいに利用するかどうかなども検討しなければならない問題でしょう。特に音頭取りがいないメーリングリストは始めのうちはいくらか活発に議論が行われますが、1ヶ月もすると音なし状態に陥ることが多いようです。このような否定的な側面はあるものの、メーリングリストは、情報の伝達が速く、会員間の交流という意味ではもっともすぐれた手段です。毎日情報が変わるページならともかく、それほど頻繁に更新されない学会のホームページを毎日見る人はあまりいないと思います。しかし、電子メールならば、毎日、もしくは2日に1回程度はチェックするからです。このメーリングリストについてはぜひ検討されるべきだと考えます。