天理大学

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文学部

文学部 学部長から皆さんへ

文学部学部長 谷井陽子教授

 桜の花も満開になり、新学期にふさわしい時節になりましたが、今年は新型コロナ肺炎の流行により、現在のところ新学期のすべての行事が3週間遅れ、授業開始は5月の連休明けということになっています。
 私たち教員も、皆さんのために準備していた新学期の授業計画が進められず、戸惑っています。授業ができないばかりか、共同研究室や情報ライブラリー、PC自習室も使えない状況では、自習をしてもらうための指導も難しくなっています。学業ばかりでなく、クラブやサークル活動も中止を余儀なくされており、多人数で集まることも自粛せざるを得ないのでは、皆さんもどうしたらいいかわからないと思っておられるかもしれません。
 しかし、予想外の事態というものは、いつ何時でも起こる可能性があるものです。こういう時は、人に言われるままに行動するのではなく、今何ができるのか、何をすればいいのか、自分で考えてやってみるチャンスかもしれません。大学にも行けない、友達とも会えない今でも、何かしらできることはあるでしょう。ひょっとすると、今だからこそできることもあるかもしれません。通常の学生生活が再開できるまで、そういうことを探して、やってみてはどうでしょう。
 
 たとえば、新入生の皆さんは、読もうと思って買ったけれど読んでいない本はありませんか。べつに大学で学ぶ専門分野と関係なくてもかまいません。時間を気にせずゆっくり本を読んで、その内容について考えてみることで、何か得るところがあるかもしれません。2年生・3年生の皆さんは、昨年度の授業でよくわからないまま、試験だけクリアして終わったということがありませんでしたか。わからなかったところだけでも、テキストや参考書を見返して復習してみてもいいかもしれません。4年生の皆さんは、すでに卒論のテーマを決めていますね。卒論指導の担当の先生と連絡を取り合って、少しずつでも準備を進めましょう。今年の4年生は、就職活動も予定が狂って不安に思っているかもしれませんね。今、大学は基本的に閉鎖になっていますが、キャリア支援課は開いていて、個別相談に乗ってくれることになっています。皆さんには、十分に感染予防をした上で、相談に来ていただくこともできます。
 
こんなありきたりなことではなく、皆さんにはもっと有意義な時間の使い方ができるかもしれません。ぜひ皆さんでよく考えて、こんな時にしかできないことをやってみていただきたいと思います。
 新型ウイルスの流行は、これからどうなるのかまだ予見できない状態にあります。大学の予定も、これからまた変わることがあるかもしれません。一日も早く流行が終息し、皆さんと共に学べる日が戻ってくることを祈っています。皆さんもそれまで、健康に気をつけてお過ごしください。
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