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 【研究室訪問】

国際学部 言語教育研究センター 澤井志保講師

複数の外国語を学ぶ姿勢を持とう

インドネシア研究を志し大学院へ

 中学校の教科書に載っていた「バナナと日本人」という本を通して東南アジアに興味を抱き、大学の卒論研究にインドネシアを選んだのが、この国との長い付き合いのきっかけである。
 
 学部時代にインドネシアに留学した後、就職した東京では、インドネシア留学中に出会った日本人の友人たちが大学院に通っており、よく会うようになった。当時のインドネシアは政治・経済的に不安定で、友人たちは、軍・警察の暴力や、理不尽な開発政策の犠牲となったインドネシア人に対して支援を行っていた。このような問題を知り、もう一度勉強し直したいと、大学院に入ることを決めた。

 当時、友人たちはインドネシアの問題に関わることで社会を良くしたいと願い、研究や社会活動を行っていたが、日本ではそれが理解されず、批判やひぼう中傷を受けることもあった。そのときに、有名なインドネシア研究者から、「君たち、そのくらいで失望していては駄目だ。もしインドネシアが好きなら、自分の信じる考えを30年追求しなさい」と言われた。あれから30年はまだ経過していないが、当時の友人たちは、今もインドネシアに関連する多様な分野で活躍している。今ではこの言葉は「研究とは、その人の生きざまと不可分なものだ」という教えだったと理解している。 
 

インドネシア語文学や社会問題を研究

 現在、「香港で働くインドネシア人女性家事労働者によるイスラーム文学創作」について研究している。もともと、インドネシアの文学や文化に興味を持っていたが、大学院でのインドネシア留学中に、香港で働くインドネシア人女性家事労働者が出版した短編小説集を読む機会があり、このような本が生まれる背景を理解したいと思ったのが、研究のきっかけである。その後、香港にて現地調査を行いながら、筆者であるインドネシア人女性たちの生き方や、インドネシアが抱える国際移住労働という社会問題について考察してきた。
 

インドネシア語教育では由緒ある天理大学

 天理大学は、インドネシア語教育では日本有数の歴史を持つ。天理図書館の研究書や歴史文献コレクションも充実している。天理参考館では、ガムランというインドネシアの民族楽器が所蔵され、大学職員中心の愛好者グループが演奏活動を行っている。このガムランは歴史的価値も高く、このような貴重な文化財をただ鑑賞するだけではなく、実際に使用して楽しむ土壌を天理大学が提供しているのは誇らしいことである。
 

友達のことを考えて行動できる天大生

 天理大学生は、友達の立場をまず考えてから動くような、「空気を読める」ところが長所だと思う。若さから、つい自分を中心にして考え、突き進んでしまいがちな世代であるにも関わらず、常に周りを考えて行動ができる学生が多いのは、頼もしいことである。 

留学やいろんな言語を学ぶ経験を追求して

  天理大学では留学制度が極めて充実しており、容易に留学のチャンスが得られる。ターゲット言語(例えばインドネシア語)プラス共通語としての英語が、これからは必要とされている。外国語を2つマスターするのは高いハードルだが、いずれ社会に出たときに必ず役立つ。学生の皆さんには是非、留学を含めた高い目標を持って、戦略的に複数の外国語を学ぶ姿勢を持ってほしい。
 
 

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