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 【留学・国際交流】

2016年度 韓国留学体験記

韓国外国語大学(交換留学) 韓国・朝鮮語専攻 三宅幸香さん

 2016年2月24日から2017年2月23日までのちょうど1年間、韓国ソウル特別市に位置する韓国外国語大学に留学しました。学校の周りは学生向けの食堂や遊技場で毎日夜中まで賑わうような場所でした。私はもともと三重県の実家から天理大学まで通っていたので、親元を離れて暮らすのは初めてでしたし、異国の地で身の回りのことを全部自分自身でやらなければいけないことや首都故の人の多さなど、その環境に慣れるのには時間がかかりましたが、日本へ帰るころにはこの地を離れたくないと思うほど自分にとって大切な場所になっていました。
 キャンパス内にある寮で1年間過ごしましたが、部屋にはシャワーとトイレが付いていて、休憩室に電子レンジや自動販売機、それに各階に洗濯室とスタディールームも備え付けられているので、不便なことは何一つなかったです。ルームメイトと2人での共同生活なので、初めのころは気を遣って精神的に負担に思う時期もありましたが、一緒にご飯を食べたりしているうちにお互い打ち解け、体調を崩したときには身の回りのことを手伝ってくれたりと、最終的にはとてもありがたい存在となっていました。
 寮は地下鉄の駅から徒歩10分程のところにあり、一番の繁華街である明洞までは30分程、学生の街である弘大までは50分程で行くことができます。しかし、留学中はガイドブックなどで紹介されているような所ではなく、旅行では到底訪れないような交通の不便な所にあえて行くように心がけました。旅行とは違って時間がたっぷりあるので、そういう楽しみ方も良いのではと思ったのです。
 
 授業は、韓国外国語大学附属の語学堂の授業のみ受けました。大体1クラス10~15人で、授業は9時から13時まで4時間行われます。受ける授業の等級によって授業の内容は変わりますが、日本での授業とは異なり、学生の発言する時間が多くとられるので、喋る力がぐんぐん伸びる実感がありました。また、色々な国籍の友達と一緒に授業を受けることで様々な文化を知ることができたり、逆に客観的に日本を見ることもできたりと、授業での収穫は想像以上に多かったです。
 私が個人的に苦手だったのは討論授業で、あるテーマについて司会者1人、賛成派、反対派に分かれ、様々な根拠を下に討論を行うのですが、日本語で考えたこともないような時事問題を韓国語で論理的に話さなければならないのは本当に難しかったです。けれども、週に一度この討論授業があったことで自分以外のクラスメイトの意識の高さに刺激され、自分自身ももっと様々なことに興味を持ち意見を持たなければならないんだと思うようになりました。
 1学期は約3カ月で4、5週目に中間発表と筆記試験、9、10週目に期末発表と筆記試験が行われます。発表も等級によって主題がそれぞれ違いますが、韓国で経験したことや韓国の時事問題を題材に15分~20分パワーポイントを用いながら発表します。筆記試験は文法、聞き取り、読み取りの3種類で筆記試験の前日に先生との会話の試験もあります。試験は授業中に習ったことがそのまま出ることが多いので、やはり毎日授業に出ることが大事だと思いました。
 
 留学生活を振り返ってみると、本当に内容の濃い1年間で、あっという間に過ぎていったという感じです。体調を崩したり、言葉の壁にぶつかったり、なかなか韓国語の能力が伸びなくて焦ったりと、大変なことの方が多かった1年でしたが、全部自分にとって意味のあることだったのだと感じるとともに、周りの人たちの支えがあったおかげで留学も無事終えられ、人間は一人では生きていけないのだということを改めて感じさせられました。この1年間は、自分自身とじっくり向き合うことができ、たくさんの友達を得、一生忘れられない1年間になりました。この経験を糧にこれからも様々なことに積極的に挑戦していきたいと思います。
 

江原大学(交換留学) 韓国・朝鮮語専攻 西田萌莉さん

 私は交換留学生として江原大学に留学しました。江原道は自然が多く空気も澄んでいるため、四季の移り変わりは見ていてとてもきれいで楽しかったです。またとても陽気に話しかけてくれる人が多いため、カフェのお姉さんやコンビニのおじさんと親しくなり、行くたびにおしゃべりしたりお菓子をもらったりしていました(笑)
 
 江原大学では語学堂と大学の授業を同時に受けました。大学の授業では外国人対象の韓国語の授業を取りました。韓国語の授業は私が好きな作文の授業と苦手とする会話の授業を取りました。作文の授業は週2回あり、まずは品詞や形態など基礎をしっかり固めることから始め、その後題目にそって文章を書くという感じでした。自分が書いた文から品詞を見つけ出すことは比較的簡単なのですが、文章成分を見分けることにとても苦戦しました。また、作文は後に先生が訂正してくださり“どこが間違っているのか”“この文ではどの単語が一番ふさわしいのか”などを丁寧に教えてくださるため、間違いをしっかり理解することができます。会話の授業は高級韓国語会話・日常会話の二つを取りました。この授業は共に外国人対象の授業であるため、たくさんの国の学生が集まりました。高級韓国語会話は本当に韓国語の上手な学生が集まっていたため、当時まだ語学堂3級であった私には少しつらかったです(笑)この授業ではグループに分かれて昔話の演劇、個人発表(私は韓国の方言について)をしたのですが、大学生になって昔話の演劇をするのは、保育園時に戻った感じでとても面白かったです。日常会話の授業では学ぶ文法などはそれほど難しいものでもなく、授業の雰囲気もにぎやかな感じであったため楽しかったのですが、授業の最後にペアを組み、その日学んだ状況(例えば紛失物、友人へのアドバイスなど)での文法・単語を使って会話を考えることが難しかったです。また、この授業では学生の韓国語レベルに差があったため、ペアになった学生が初心者に近かった私は相談して会話を作り出すことがとても大変でした。
 語学堂では3級から6級まで授業を受けました。いきなり3級に入ったので、私以外の皆は1級から始めた顔見知り同士で仲が良かったため、“この輪の中に入っていけるだろうか”ととても心配でしたが、実際に授業が始まると、皆とても明るく話しかけてきてくれたので、打ち解けるまでにそんなに時間はかかりませんでした。私が語学堂の授業で特に大変だったのは5級・6級の授業でした。これらの授業では主に時事問題を取り上げるため、社会や政治についてまったくといっていいほど興味もなく理解もしていなかった私にはとても重荷でした。そして、その時事問題について討論をすることが毎週のようにあったため、本当に自分がいかに社会や政治、今の世の中について知らないかということを痛感しました。
 
 私はこの留学生活を通して少しではありますが、自分を変えることができたのではないかと思います。私はとても心配症であるため、飛び立つ前は“これからちゃんとやっていけるか”“友達は作れるか”“韓国語の能力をしっかり向上して帰れるか”などたくさんの不安を抱いていました。留学生活を始めてからはやはり伝えたいことをしっかり伝えられなかったり、相手の言葉を理解できなかったりと悔しいことが多く泣いてしまうこともありました。しかし、せっかくここまで来たのだから失敗を恐れちゃいけない、積極的にいかなければならないと思い、一生懸命話しかける努力と相手の言葉を理解しようとする努力をしました。そのおかげで実際飛行機の中で英語がわからず困っていた韓国人の女の子と仲良くなってその後交流するようになったり、カフェのお姉さんと親しくなったり、コンビニのおじさんに無料でキムチをもらったり、中国、モンゴル、ロシアなどたくさんの言語を教えてもらったり、韓国人だけでなくたくさんの国の人々と仲良くなることができました。最初は早く帰りたいと言っていた私でしたが、帰国する時にはもう1年やりたい、帰りたくない!みんなとまだまだいたい!と涙を流していました。私にとってこの留学生活は自分自身を変える勇気をくれるきっかけとなり、とても意味のある1年となりました。2回生の時に韓国への留学を決意した自分に今ではとても感謝しています。

ソウル市立大学(認定留学) 韓国・朝鮮語専攻 村戸くるみさん

 私は半年間、認定留学という制度を利用して韓国にあるソウル市立大学に通い勉強してきました。ソウル市立大学は、ソウル市が設置運営している大学で、他の大学と比べると授業料が安く、授業も充実しており、キャンパスも自然豊かな静かな場所にあるので、勉強するにはとても良い環境でした。また、海外語学実習でお世話になった韓国外国語大学や慶熙大学とも近いので、様々な大学の学生と交流を持つこともできます。そして、大学近辺は地下鉄やバスなどの交通機関も整っており、学生が多く住んでいるので安心して暮らせる場所でした。
 授業は、中級にあたる3級と4級の授業を受けました。クラスは、一つの級に約4クラスあり、進度などによって分けられているので、だれでも安心して授業を受けることができる環境でした。私は、語学堂で授業を受けていたので、クラスメイトは台湾や中国などアジアの国々を中心とした外国人でした。そのため、韓国だけではなく、いろんな国の文化や生活、習慣などを知ることができたので、いい刺激になり、世界観が広がりました。クラスメイトとは、皆どの級であっても仲が良くアットホームな雰囲気で、常に和気あいあいとしていました。それぞれ年齢も国も違う人たちとの授業は、とても新鮮でいい勉強になりました。
 また、授業は語学堂での授業だけではなく、文化授業やアンケート調査などもありました。文化授業は、1学期に3回ほどあって韓国の文化や生活などを体験することができるのですが、私はこの授業でサムルノリという伝統芸能の体験や料理、そしてロケ地巡りや魚釣りなど様々なことを経験しました。普段私たちが体験しないようなことも文化授業を通して学べるので、とても楽しい良い経験になりました。また、アンケート調査では、3~4人のチームに分かれて簡単なアンケート用紙を作り、駅や学校などでアンケートを行い、それを基に発表したのですが、この授業は自分たちの実力を試す良い機会になったと思います。このように様々な授業を取り入れているので、全体的にバランスよく授業が受けられるのが魅力だと実感しました。
 
 留学中の生活は、一緒に行った同じ専攻の友人とアパートを借りて暮らしていました。アパートから学校までは徒歩15分ほどで、地下鉄の駅までは3分とすごく便利でした。週末や休みの日には、この友人やクラスメイトと主に買い物や映画を見に行ったりしていました。日本との相違点や共通点などを、少し外に出るだけで感じることができるので、とても面白く勉強になりました。
 こうして留学を終えて日本に帰ってくると、半年間という短い時間でしたが、多くのことを学び経験することができたと感じる留学生活でした。この留学を通して、語学の向上はもちろんですが、それだけでなく多くの人と関わることで自分自身の考え方や課題、また家族や友だちの有難さなど様々なことを知ることができました。そして、韓国という国を通していろんな国のことを学ぶという、日本ではなかなか味わえない面白い体験もし、改めて語学勉強の良さや魅力を実感し、留学して良かったと心から思える半年間でした。
 「百聞は一見に如かず」という諺があるように、やはり留学をすることで得られることがたくさんあるので、1人でも多くの人に留学を経験してもらえたらと思います。もちろん、そのためには準備なども必要になりますが、この経験は自分自身にとって、すごくプラスになると思うので、ぜひ挑戦してみてください。
 

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