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 【地域文化研究センター】

第15回 国際参加プロジェクト

カンボジアで国際協力

本年も2月15日から27日にかけてカンボジアを舞台に「国際参加プロジェクト」の現地活動を実施した。同プロジェクトは、建学の精神に基づき国際協力、国際交流の実践を通して国際的な問題に対して何ができるのか考える姿勢を培うもので、15回目となる今回は、計20人(学生17人、スタッフ3人)が参加した。

同プロジェクトでは、2012年よりカンボジアを舞台に実施してきたが、同国での活動の締めくくりとなる今回は、主に、プノンペンとシェムリアップの2つの都市で、「衛生教育」と「環境教育」をテーマとした本学伝統の外国語劇を披露した。

現地の言葉「クメール語」で「衛生」、「環境」をテーマに劇を披露

参加者らはカンボジアでの現地活動の約半年前から、カンボジアの言葉であるクメール語で外国語劇に取り組み、現地では、プノンペンにあるサーマキ小学校、日本カトリック信徒宣教者会(JLMM)、クックマ孤児院、シエムリアプにあるプムストン小学校の4箇所で、合わせて約1500人の子どもを対象に、衛生教育・環境教育をテーマとした劇を延べ30回披露した。

「衛生教育」に関する劇では、不衛生な水や食事を原因とする胃腸の感染症で、全世界で年間約180万人が死亡している現状を伝え、手洗いやうがいの大切さを伝えた。さらに、人体で一番バイ菌が多い口の衛生が重要であるため、手作りの大きな歯や歯ブラシの模型を用いて歯磨きの仕方を、パネルを用いて分かりやすく説明した。
「環境教育」に関する劇では、ゴミのポイ捨ての問題に対して、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが提唱した、軽微な犯罪の取り締まりが、凶悪な犯罪の 抑止につながるという「割れ窓理論」に基づき、ゴミを無くし、街を綺麗にすることが犯罪の抑止につながると説明した。また、環境と経済が両立した循環型社会を形成していくための3つの取組“3R”〈リデュース(抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)〉を、「3つの約束」として紹介した。最後に劇の内容に関する○×クイズを出題し、楽しみ ながら環境教育を行った。

さまざまな現地研修で見聞を広げる

一行は、JICA(国際協力機構)のカンボジア事務所を訪問して、JICAがカンボジアで行っている国際協力活動について学んだ。さらに、プノンペンのゴミ山で生活する人々を支援しているJLMMや、孤児院を訪問し、現地の支援活動について学んだ。さらに、東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖で水上生活を送る人々の生活の様子や、世界遺産のアンコール遺跡群を見学して見聞を広げた。

参加者の声

花岡栄太郎さん(人間学部・社会福祉専攻2年次生)

高校生の時に読んだカンボジアに関する本がきっかけになり、カンボジアの現状を知り、自分も何かできないかと考えていた。高校生の頃から「国際参加プロジェクト」について知り、プロジェクトに参加したいと考えて本学を志望した。今回現地で活動する中で印象に残ったのは、物質的には決して恵まれていない子どもたちの笑顔がとてもきれいだったこと。また、現地の子どもたちへの教育活動を通して、大切なことを積極的に人に伝えていく自信がついた。

地域文化研究センター 関本克良 講師

外国語で人に何かを伝えることは難しいことだが、さらに小学生くらいの子どもにしっかりと思いを伝えるためには、表現方法を工夫し、心を込めて丁寧に伝えなければならない。子どもたちが劇に集中してくれるように、学生たちは一生懸命に練習と工夫を重ねた。そんな努力の中から、表情が硬く、うまく表現できなかった学生が、まるで自分の殻を破るように見違えるような自己表現ができるようになる。最後の活動を終えて感極まって号泣する学生の姿を見た時、この活動を通して大きく成長してくれたのだろうと嬉しく思った。プロジェクトで得た経験を活かし、積極的に世界に出て活躍したいという学生が育ってくれることを願っている。

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