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 【国際文化学部】

漢字博士の阿辻哲次氏が本学で講演

 NHKの教育番組「知るを楽しむ 日本語なるほど塾」で活躍中の阿辻哲次教授(京都大学大学院環境学研究科)の講演会「暮らしの中の漢字」が、10月19日、本学で行われた。中国文化研究会が主催したもの。
 パソコンの出現で誰もが難しい漢字を使って簡単に文が書けるようになり、現代人は一昔前の人よりよく文を書くようになった。漢字は表意文字で新しい組み合わせの造語(例 嫌煙権1985年頃)が容易で、意味さえ知っていれば誰にでもそれが理解できるもの。3300年前の甲骨文字文も、今の漢字に一字一字置き換えればそのまま現代の文になる、つまり文法が全く変わっていない極めて特異な言語である。阿辻氏は、このように漢字に対して興味を高めた後、現在我々の生活の中で使われている漢字を、「常用漢字」「人名用漢字」「JIS漢字」に分けて解説した。
 「常用漢字」の前身は「当用漢字」で、1946年に制定されたもので、当面の間使用するべき漢字制限として1850字が定められた。そして、1981年に現在の「常用漢字」となり生活の中で使用する漢字の目安として1945字が制定された。規制も制限から目安になった。
 「人名用漢字」は、法務省管轄で、1951年の92字に始まり、その後追加追加で現在、983字まで増えている。戸籍法では常用平易な文字とあり「彦」、「昌」などの平易でよく使われている漢字が使えないとはおかしいということで裁判になり最高裁が可能と認めたことなどから増え続けた。
 「JIS漢字」(情報交換用漢字符号系)は、パソコンの登場によりどこの機種でも番号さえ打ち込めば同じ漢字が表記できるようにと、使用頻度の高い漢字2965字を第1水準漢字、その他を第2水準漢字として3390字を定め、6355字すべての漢字に番号が付与されている。
 最後に阿辻氏は、現在は漢字の問題もコンピューター抜きには語れないし、新しい文字文化はみんなで一緒に作っていくものと結んだ。

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