お知らせ

 天理大学アメリカス学会は国際文化学部英米、イスパニア、ブラジル3学科の最優秀卒業論文に与える2001年度の「酒本真理子賞」をつぎの3人に決定いたしました。

 英米学科=小林 弘樹“US-Japan Relations before and after the Russo-Japanese War : The Russo-Japanese War as a Turning Point”

 イスパニア学科=喜多 博子 『奴隷の分析』

 ブラジル学科=田中 美樹 『アマゾンにおける金採掘と水銀中毒』

 アメリカス学会新入会者

(2002年3月15日現在、敬称略)

一般会員=伊東 知久、常松 洋、藤垣 道子、三谷 哲郎、

編集後記

「大学ではまた若者たちが社会に旅立っていく季節になりました。世情では、大学生の知的水準が年々下がってきていると憂える声が高まっていますが、すでに還暦を過ぎたわれわれの学生時代に比べると確かにその傾向が大きいと言えるかも知れません。が、考え方を切り替えると、いまの若者たちはわれわれとは違った意味で知恵を絞ってわれわれには考えられなかった行動力ををもっています。

「卒業論文一つをとっても、テーマを海外に出かけて探し出し、その調査をするために二度も三度も出かける学生がどんどん増えてきています。「アマゾン」などを通じて簡単に洋書を手に入れています。上に紹介した「酒本真理子賞」も、具体的に審査に当たっておられる先生方の感想では年々質が上がっているそうです。この賞が学生への刺激になっているとすれば、当学会としても嬉しい限りです。

「世界を変えたといわれる昨年の9.11事件からすでに半年、紛争の火種は各地で広がる一方で情勢は楽観を許しません。今回は巻頭に、世界を駆けめぐっている女性ジャーナリストに執筆してもらいました。次元の低い政争でテレビの視聴率を上げる国では情けなさ過ぎるので、もう少し広い視野で物事を見てみませんか。

「先日ある学生が「一年間休学して知識を磨き卒業、米国の大学院に挑戦してみたい」といってきました。賛成しましたが、なぜ休学するのか、複雑な思いでした。とにかく現代の若者は物怖じしないようです。

(北詰)

 

 当学会の年会費は一般会員は5,000円です(入会金はありません)。納入は、郵便局で下記の口座にお振り込みお願い致します。

 口座番号:00900-5-70364

 加入者名:天理大学アメリカス学会

 

 なお、一般会員とは別に、賛助会員を募集致しております。賛助会員の会費は年1口30,000円です。 天理大学アメリカス学会に関するお問い合わせは下記へお申し出ください。

天理大学アメリカス学会ニューズレター

(No. 44:2002年3月15日発行)

編集人:北詰洋一

〒632-8510 天理市杣之内町1050

天理大学国際文化学部英米学科内

  天理大学アメリカス学会

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