お知らせ

 天理大学アメリカス学会は国際文化学部英米、イスパニア、ブラジル3学科の最優秀卒業論文に与える2000年度の「酒本真理子賞」をつぎの3人に決め授与いたしました。

 

英米学科=若林 広行 "A Study of Quebec Secession Movement : Its Failure and Necessary Conditions for Independence"

 

イスパニア学科=渡邊 恭子 「小説版・映画版『ピト・ペレスの自堕落な人生』」 

 

ブラジル学科=大屋 義郎 「胡椒によるトメ・アスの発展の過程」

 

アメリカス学会新入会者

(2001年3月15日現在、敬称略)

一般会員=竹村 卓、中森 昌昭、横田 勇知

 

 

編集後記

「最近、一冊の分厚い本が贈られてきました。元世界銀行副総裁、故服部正也氏の遺稿『援助する国される国』(2001年2月、中央公論新社刊)です。

「服部氏は1980年、日本人としてはじめて世界銀行の副総裁に就任された国際人で、小生がワシントンに勤務していた時代にお目にかかりいろいろご指導いただいていた大先輩で、当学会のニューズレターに是非とも執筆いただきたい方でしたが、一昨年11月29日逝去されました。世銀時代にはアフリカへの援助を主な仕事にしておられましたが、アメリカの対外援助、とくにラテンアメリカに対する援助にはご批判がいろいろあり、アメリカスという発想には共鳴してくださり、巻頭文を是非書かせてくれといわれたのです。検査入院が長引き、最後の頃は田鶴子夫人から何度もご連絡をいただき、「ベットで口述筆記をしてでもと申しておりますが・・・」といわれたのが残念です。改めてご冥福をお祈りします。

「2000年の国勢調査の結果がほぼ公表され、米国のヒスパニック系人口が予想以上に急増し、黒人を越えたと見られること、混血の人々がこれまた伸びていることが明らかになりました(別項)。米国における「アメリカス」の発想がますます現実味を帯びてきているのを感じます。これからもアメリカス世界の行方に目を離せなくなってきました。       (YK)

 

 

 当学会の年会費は一般会員は5,000円です(入会金はありません)。納入は、郵便局で下記の口座にお振り込みお願い致します。

 口座番号:00900-5-70364

 加入者名:天理大学アメリカス学会

 なお、一般会員とは別に、賛助会員を募集致しております。賛助会員の会費は年1口30,000円です。 天理大学アメリカス学会に関するお問い合わせは下記へお申し出ください。

 

 

 

天理大学アメリカス学会ニューズレター

(No. 38:2001年3月15日発行)

編集人:北詰洋一

〒632-8510 天理市杣之内町1050

天理大学国際文化学部英米学科内

  天理大学アメリカス学会

電話0743-63-1515 内線6446

e-mail: americas@sta.tenri-u.ac.jp

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