天理大学アメリカス学会は1月下旬、英米学科の古川博巳教授をお招きして第5回研究発表会を行います。古川先生は本年度をもって天理大学を退職されますが、これまで45年にわたってアメリカの黒人問題を一途に研究、教育されてきた大先輩です。最近では、われわれにはとかく思いのおよばなかった日本人と米黒人の出会いに研究の対象を絞っておられます。

古川教授は、『黒人文学入門』（大阪・創元社、1973年）、『アフロ・アメリカ文学の研究』（京都女子大学研究叢書、1989年）、『ブラックへの旅路』Part 1−3（せせらぎ出版、1995・1996・1997年）をはじめ、黒人研究の分野で多数の著書、訳書、論文を発表してこられました。

これを機会に、古川先生の黒人研究の道程をお話頂き、これからの研究教育の指針にしたいと思います。とくに大学での研究のあり方を知る上で、学生たちの積極的な聴講を強く期待します。

日　時： 1998年1月22日（木）午後4時30分

場　所： 天理大学教室棟（2号棟）24A(階段教室）

発表者： 古川博巳教授（英米学科）

演　題： 「＜黒人世界＞への旅路−45年間の出会いを中心に−」

追記：研究発表会に関するお問い合わせは、英米学科の吉川、もしくは北詰へ。