お 知 ら せ

 天理大学アメリカス学会は1997年度前期の催し物として、6月14日(土)午後「ブラジルデー」と銘打って、サッカー解説者でお馴染みのセルジオ越後氏(ブラジルの日系二世)をお招きし、サッカーから見たブラジルと日本の国民性の比較を中心に講演をしていただきます(別紙参照)。

 越後氏は元ブラジル・サッカーの名選手で、日本のサッカーの普及、とくに青少年の選手の養成に貢献しておられます。また講演会の前には「サッカーの王様」ペレ選手(現在、ブラジルのスポーツ大臣)の選手として記録映画、また後ではペレ選手をはじめ1970年代に活躍した世界の名選手の出演した劇映画『勝利への脱出』を上映します。

 ブラジルは地球の反対側にありますが、日本とは密接なつながりがあり、最近日本へ来ているブラジル人がとみに増えています。ブラジルは遠くてもきわめて近い国です。サッカーの好きな人、ブラジルの好きな人、こぞってお出でください。

アメリカス学会新入会者

(1997年5月10日現在、敬称略)

賛助会員=井上昭夫

一般会員=田中 きく代、谷口 志奈子、渡辺 安佐子

編集後記

「ニューズレターの16号、今年度の前期の催し物「ブラジルデー」のプログラムを同封することにしたため、発送が遅れました。申し訳ありません。ブラジルに興味をお持ちの方、サッカーファンの方、こぞってお出でください。入場は無料、会員以外の方でも歓迎です。

「ペルー日本大使公邸での人質事件は大事にいたらず解決しました。上谷先生に二回にわたりこの事件で思うこと書いていただきましたが、フジモリ大統領の政策遂行の功罪を含めたペルーの現状についての分析、きわめてユニークなものだと思います。蛇足とは思いますが、この事件後の日本の官民の混乱してみえる対応がペルーの日系人社会に影響がなければと懸念しています。第2次大戦中、当時のペルー大統領が「敵性人」として日系人指導者を米国へ送り、ペルーでの日系人社会の影響力の低下を狙ったことを考えると、この機会に日系人への信頼が再び低下することが心配です。

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1997年度(96年11月から開始)一般会員の年会費(3、000円)納入は、郵便局で下記の口座にお振り込みお願い致します。口座の名称が「天理大学アメリカ研究会」から「天理大学アメリカス学会」に変わりましたが、口座番号はそのまま、加入者名は従来のものでも結構です。

口座番号:00900-5-70364番 加入者名:天理大学アメリカス学会

なお学会への変更に伴い、新たに一般会員とは別に、賛助会員を募集致します。賛助会員の会費は年一口30、000円です。

天理大学アメリカス学会に加入ご希望の方は下記へお申し出ください。

天理大学アメリカス学会ニューズレター

    (No.16: 1997年5月15日発行)

編集人 北詰洋一

〒632 天理市杣之内 1050

天理大学国際文化学部英米学科内

天理大学アメリカス学会

電話 07436-3-1515 内線 6457, 6446