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　漢字トーク７．５をハードディスクにインストールし終わると「このインストール終了後に、QuickDraw GXとPowerTalk のインストールも御考慮ください」というダイアログが表示されます。自分でシステムをインストールしたことのある方もない方も、一度、インストーラーの載っているCＤの「漢字トーク特別付録」に収められている GX Type Expo というデモソフトをダブルクリックしてみましょう。そうすると、 QuickDraw GX なるものが、どんなにすごい優れ物かお分かりいただけます。小生が、ここでごたごたと言葉を並べて説明するよりも、百聞は一見に如かず。是非試してみて下さい。こんな事が自分のマックで実現できるのかと驚嘆されること請け合います。一言で申しますと、モニターとプリンターへの出力にさいし、文字の表現を信じられないくらい多彩なものにします。

　「新しもん喰い」の小生、早速インストール。ワープロソフトを立ちあげて、色々試してみて、忽ち感動の渦の中。これからは当然、Quick　Draw GXだぜ、ベービー！！万歳！万歳！

　ところで、小生はHAテレコムのファックスモデムを常用しています。これは大変便利で、ワープロソフトで文書を書いて、それを紙に印刷することなく、そのままマックから直接ファックス送信できるのです。電話帳機能も充実していて、至れり尽くせりの優れ物で、これ無しの生活は石器時代への逆戻り。小生のマックライフの必需品であります。ところが、これがある日、いつも通り文書をファックスしようとすると、誤動作を起こして、うまくいかなくなってしまったのです。どう頑張っても、駄目。これは辛い。何がいけないのか分からず、失意の日々が続く。こう言うときに限って、ファックスの用事が増えるのですね、人生は。

　色々調べ尽くして、分かったことは、ファックスモデムをコントロールするTeleportとGlobalFax というドライバーソフトがQuickDraw GXに対応していなかったのでした。こんなものが、モニターやプリンター回りとどんな関係があるのか、全く理解できなかったのですが、機能拡張フォルダーの中にはちゃんとGlobalFaxがあるのに、アップルメニューのセレクターには表示されないことで、とにかく、これに問題があると断定。早速、HAテレコム（058ｰ251ｰ8355）に電話して、事の真偽を尋ねると、案の定、小生のモデムドライバーがQuickDraw GXに対応しておらず、これを最新バージョンのものに換える必要があるとのこと。このときのHAテレコムの物腰の柔らかな客あしらいと懇切丁寧なアフターサービスには特筆すべきものがありました。バージョンアップ料金がタダだったからだけで、ヨイショしているわけでは決してありません。早速送られてきたフロッピーから新しいドライバーをインストールして、一件落着。

　さて、QuickDraw GX のインストールを真剣に考え始めているあなたに、ワンポイントアドバイス。最近の新しいバージョンはもっと多くのプリンターに対応しているかも知れませんが、小生のバージョンはアップル純正のプリンターかヒューレットパッカードのDeskWriterにしか対応していません。インストールする前に、必ず、「最初にお読み下さい」の書類をダブルクリックして、自分の使用しているプリンターに対応しているかどうか確かめて下さい。

　インストールが済んだら、アップルメニューでセレクターを選び、表示されなくなったアイテムが無いかをチェック。もしそんなアイテムに不幸にも出くわしたら、そのメーカーのユーザーサポートに連絡し、QuickDraw GX対応バージョンの有無を尋ねて下さい。あなたが、登録の済んだ正規のユーザーなら、必ず、最新版を手に入れることが出来るでしょう。

　蛇足：一定のファンクションキーを押すと、デスクトップに表示されている任意のウィンドーをプリントできるExposureProと言う小物ユティリティー。結構気に入ってたのですが、QuickDraw GX に未対応で、ずいぶん以前に購入したもの故メーカーも分からず、諦めて、今は使っていません。どなたかご存じの方はお知らせ下されば幸甚です。　　　　

（平木多聞）