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1. PRAMのクリアー
最後に使ったときは正常だったマックが突然まともな立ち上がりをしなくなったとき、マック使用中に原因不明で「爆弾」が投下され、リセットをかけても、デスクトップまで行き着かないとき、電源投入後、システムフォルダーの乗っているハードディスクが繋がっているのに「ハテナ?」アイコンが表示されたときなどなど、とにかく、起動時にトラブったら、まずこれを試してみる。
方法:リセットをかけて、素早く、アップルキーとオプションキーそれに「P」と「R」の4つのキーを同時に押す。立ち上げ時のポーンとかシャーンと言う音が2回聞こえたら、キーボードから手を離す。
効用:お手軽で、副作用も軽微の割には、結構好く効く。膨大なデータを打ち込んでハードディスクに保存して、ぼちぼちバックアップをとっとかなアカンなーと思いつつ、電源を切り、次の日に「ハテナ?」アイコンを見舞われて、泣きそうになってた友人を救った実績があります。
副作用: 幾つかのコントロールパネルファイルの設定が出荷時の設定に戻る。
2. デスクトップファイルの再構築
以前に比べて、画面の表示にやたら時間がかかるように感じられるとか、正常なアイコンの代わりに無地のアイコンが表示されるというような症状に出くわしたときはこれを試してください。
方法:電源を投入するか、再起動をかけて、すぐにアップルキーとオプションキーを、許可を求めるダイアログが表示されるまで押し続ける。
効用: 画面表示速度の改善、正しいアイコンの回復。
副作用: マックに繋がっている各ハードディスクには、それを使い始めてから現在に至るまで記録されたことのある全ファイルの外観に関する情報を「デスクトップファイル」という目に見えないファイルが保存されています。このファイルは当然のことながら、ハードディスクの使用期間が長くなればなるほど肥大します。これを再構築するというのは、現時点において記録されているファイル以外の不必要な部分を削除し、整理整頓、スリム化することを意味します。
3. 漢字Talk7.5便利ブック
マックの扱いに関する本というのが、最近では、本屋の書棚に数多く見られるようになった。形状はさまざまで、値段はピンからきりまでありますが、内容的には、ちょっと手に取って立ち読み、拾い読みするとすぐに分かることですが、3種類くらいに分類できるのではと思っています。
(i).セミプロの人でないと解読不能で、超難解。通常はそんなことまで知らなくても、十分使えるぞ、と言いたくなる類のものです。分厚くて、値段も張るのが普通です。
(ii).ページの余白が有り余るほどあり、図解がやたら大きくて、大量で、そんなこと教えてもらわんでも分かってると言いたくなるような類のもので、マック関連の本が増え始めたころに、雨後の筍のように乱造されました。そんなふうなレイアウトがマック流とでも言わんばかりの役立たずです。
(iii).形状も内容も、序でに、値段もコンパクトで、痒いところに手が届くすぐれ物。こんな理想的なものはある訳ないと思われましょうが、「アスキー出版局」が去年の7月ごろ出した「漢字Talk7.5便利ブック」はかなりこの理想に近いと筆者には思われます。ちょっと古いのですが、現在でも愛用しています。寸法は 18cm * 15cm * 1cm で値段は¥880です。マックのユーザーなら知っておきたいことを誠に簡潔に誰にでも分かるよう解説が施されています。もうそろそろ改訂版が出版されるかも知れま
せんが、お奨めの書物です。
(平木多聞)