ホームページの作成方法

会員の皆様の中には、インターネットに非常に詳しい方もいらっしゃると思いますが、あまりよく分からない方々のために、少しスペースをお借りして、このホームページがどのように作成されたか、その経緯を説明させていただきます。

ホームページを作るのはそれ程大変なことではありません。ホームページは、html(hypertext Markup Language)という記述言語で作成されており、指定した文をタグと呼ばれる記号で囲むという作業が基本になっています。数年前までは、これらのタグを打ち込んで作っている人も多かったようですが、最近では、作成したファイルをhtml形式で保存できるワープロソフトも多くなってきましたので、これらのタグの意味が分からなくても、ホームページは簡単に作ることができるのです。具体的には、最新バージョンのMicrosoft Officeのワード、エクセル、パワーポイントや、クラリスワークス、Nisus Writerなどです。もちろん、専用ソフトに比べるとできないことも多いですが、これらのソフトで原稿を書いておけば、何時でも簡単にhtmlファイルに変換し、ホームページに載せることができます。

残念ながら、注やルビを使ったファイルは、これらのワープロでhtmlファイルに変換しても、うまくいかないと思います。この場合は、米国Adobe社が開発したアクロバットファイルを利用すると、ワープロで作った文書をそのままの形でホームページに掲載できます。米国議会関係の公文書などはこの形式で保存されているものが多いようです。アクロバットファイルを読むためにはアクロバットリーダーというソフトが必要ですが、このソフトは、Adobe社のサイトで無料でダウンロードすることができますし、パソコン雑誌の付録CDにも入っています。また、他人のものをコピーすることも認められていますので、容易に入手できるでしょう。アクロバットファイルを作成するには、Adobe Acrobat Distillerなどの作成ソフト(25,000円位)が必要です。このソフトは、どんなワープロを使って作成されたファイルでも、プリンタに出力する代わりにDistillerに出力できるようになっていますので、出力できるソフトであれば、ワープロだけでなく、その他のソフトで作成されたファイルでもアクロバットファイルにできます。今後電子出版がますます盛んになってくると思われますが、アクロバットファイルは電子出版にもっとも適したファイルだと言われており、業界標準の地位を固めつつあります。