『社会人から大学生に−
キャンパス体験を語る』

タイ学科3回生 H.M.さん

 なぜ大学に入ろうと思ったのか、ですか。それはですね、会社にいるときから何度かタイに旅行しているうちに、すっかり“タイ大好き人間”になってしまいましてね、それで「仕事をやめたらこの大好きなタイで暮らしたいものだなあ」とまあ漠然とですが思うようになっていたんです。そして、実際に退職して、さて、となった時に考えたことは、「タイでタイ人に混じって暮らすのなら、タイ語を話せた方が便利で、経済的にも有利、タイの人とももっと仲良くなれて、いっそう楽しいに違いない。それに、なんとなく暮らすのではなく、できれば何かタイの人に役立つことをしたい。そのためには、言葉のほかにもタイの生活、文化、歴史といった方面をもっと知る必要があるだろう、そして、その勉強はタイ語の習得にも当然プラスになるにちがいない。」というようなことでした。そして、「そうなるとタイ語学校では心もとない、いっそのこと大学に行った方がいいのではないか。それに大学ならタイ語やタイのことだけではなく、英語も、そのほかのことも体系的に勉強できるだろう、また専門知識はもちろん、それ以外のこと、例えば、“人脈”のような情報が豊富な先生方に接することもできる・・」とこんなふうに思ったわけです。なんだか“風が吹けば桶屋が儲かる”みたいですけどね(笑)。理屈をつけるとこうなります。

 不安はありましたね。「この歳でやれるのか?」という“中年で語学”に対する不安は大いにありました。「語学やるなら若いうち」とよく言いますからね。それでオープンキャンパスに来たときに「大丈夫でしょうか?」と先生に聞いてみたんですよ。すると先生方は「年齢は関係ないですよ、動機と目標があれば大丈夫」とおっしゃるんですよね。まあ考えてみれば当然ですけどね(笑)。その時はそう言っていただいてとても安心しました。

 これは言語学概論という科目で出てきたことなんですが、年齢と外国語習得との関係というのは、結論は出ていないんですね。現在言われているのは「大人の方が習得はすこしは早いかもしれないが、子どもの方がすぐれている」、つまり、大人は自分の持っている認知能力を使って短期的に素早く学習することができる。ところが、何年も経ってくると、若いときに始めた人の方が、よりいわゆるネイティブに近い外国語を身につけるようになる、ということらしいですね。若い方が有利な点と、経験豊かな年齢の高い人に有利な面と両面があるようです。確かに発音がネイティブにより近づくのは若い人のようです。そしてそのように発音できることも大切なことなのですね。

 でも、それ以上に大事なのは発音するその中身だと思いますね。ですから、少し乱暴な言い方ですが、発音がタイ人っぽくなてもこちらの言いたいことが分かってもらえれば十分、とまあ開き直って(笑)やってます。けれど聴く方はそうはいかないですね。相手の言っていることが分からなければ会話は成り立ちませんから。これはもう数多く聞いて慣れるよりしょうがないようですね。それと話されることの背景知識をできるだけ増やしておくことですね。つまりタイ人のものの考え方の基となる生活文化、社会、経済、歴史、などについて良く知る努力をすることが必要だと思いますね。こういった面では、良くも悪くも経験豊かな(笑)社会人の方に歩があるかもしれない、と私の場合は無理やり思っているわけなんですけどね。冗談はさておき、言われているほど、年齢がいっているから外国語は無理、ということはない、と今は思っています。

 若い人たちとは上手くやっているかどうかですか、それは、ダブルスコア以上の開きがある“中年で大学生”ですからね、初めは心配だったですね。でも入学してみると同級生も先輩も、みんな気持ちの良い人たちばかりで、特に1回生の時は良くしてもらいましてね、熱心に誘われて学園祭の語劇に出てしまいましたよ。この私がタイ語の語劇に出たんですよ!(笑)。練習の時も、皆で一生懸命に助けてくれて、それで何とか本番をやり終えることができましたよ。いやー、終わった時の達成感、感激といったら! もう、ほとんど病みつきになりそうでしたよ(笑)。本当にいい思い出になりました。そんなわけで、わたし的には(笑)若い人たちと仲良くやってるつもりです。心配するはこちらの考えすぎ、職場じゃないんですから、大学は。それに、そこまで関心も興味も無いですから、若者はね(笑)。

 天理大学を選んだ理由ですか、そうですね、これで国立も、私立も、タイ語がある大学というのが意外に少ないんですね。私は東京でしたからTG大がありましたけど、ここに限らず、国立は社会人入試もないし、現実的にはちょっとね(笑)。それで私学ならどこか、となると、もう断然、天理大学でしたね(笑)。以前から少し知っていたので、身びいきになっているかもしれませんが、それを差し引いても、語学教育に理想的な少人数制、実績豊富で熱心な教授陣とスタッフ、そして納得のいく学費、種々の奨学制度等、いろいろな面から見て、学生、社会人を問わず、将来役立つ身につくタイ語を学びたい人にとって、天理大学国際文化学部アジア学科タイ語コースは、まさにドンピシャリの価値ある究極の選択である、と私は確信いたします!(笑)入学試験ですか、社会人入試は小論文と面接でしたが、これは難しく考えることないですね、社会人ならまず合格すると思いますよ。

 話は変わりますが、今回運良く、チェンマイ・ラーチャパット大学(タイ国チェンマイ市)との交換留学生として、5月から来年3月まで留学することになったんですよ。外国語習得のコツは「外国語を」勉強するのではなく、「外国語で」情報を入手すること、とも言いますから、留学は大きなチャンスです。天大のタイ語コースには毎年2名の交換留学生の枠がありますから、希望すれば実現する可能性はかなり高いでしょう。これも天理大学タイ語コースをお勧めするポイントですね。私としては、留学してまず先ほど話に出た聴く能力の向上、この目標を早期に達成して、もっと「タイ語で」学べるようになりたいですね。現在、日本語教員養成課程を履修中ですが、この1年間の成果によっては、日本語教員のほかにも、タイでの活動の選択肢を増やすことができるのではないか、とも考えています。

 とにかく、ここまでは本当にあっという間の3年間でしたね。まあ、これからも楽しく、あれこれ考えたことが絵に描いた餅にならないように(笑)頑張っていきたいと思います。

 そういうわけで、社会人、学生に拘らず、タイ語習得を目指す人から、それほどでなくてもタイには興味がある、そういう方まで、天理大学のタイ語コースは要チェックですよ!また、まわりにそういう方がいらっしゃいましたらぜひ教えてあげて下さい。メールや電話などで気軽にお問い合わせ下さい。また、7月と9月にはオープンキャンパスもありますから、ぜひ、天理大学アジア学科タイ語コースにお立ち寄りください。お待ちしてます!


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