考古学と分析化学:
考古学研究室には、岩石薄片作成装置、遠心分離器、偏光顕微鏡・生物顕微鏡・実体顕微鏡(各5台)などが整備され、岩石薄片や木材薄片、出土花粉分析のプレパラートを作成することができ、考古理化学の授業や課外特別講座などにおいて活用されています。すなわち、分析科学の考古学への応用や環境考古学という学際的な視点からの教育・研究を、いち早く実践的に取り入れているのです。 
顕微鏡
顕微鏡装置
木製品含浸装置 木製品の保存科学:
遺跡から出土した木製品は、水浸かりの状態で保存されているため、通常の状態で放置しておく乾燥・劣化が進みます。そこで、木製品に含まれる水分を樹脂などで置き換えることで、保存処理をおこないます。研究室に設置した木製品用の含浸装置では、これまでに、兵庫県袴狭遺跡出土木製品(8−9世紀)などをおこなっています。課外特別講座(集中)では、保存科学の専門家による講義や実習を受けることができます。
出土木材のPEG(ポリエチレン・グリコール)含浸装置
鉄器含浸装置 金属製品(鉄製品)の保存処理:
遺跡から出土した金属製品、とくに鉄製品は、長い年月の間、土中に眠っている間に錆びてぼろぼろになっています。X線撮影で資料の状態を調査した後、丁寧に錆を落として、錆が進行しないように、真空状態で特殊な樹脂を染み込ませます。
   鉄器保存処置装置
遺跡探査:
天理大学の考古学研究室は、遺跡探査のためのレーダ探査機2式、電気探査機1式を備えており、夏休みなどに学生と教員が一緒になって調査にでかけます。人文系の学科・専攻でいち早く遺跡探査装置を備え、実験研究をすすめているのが特徴です。
遺跡探査の光景
地中レーダによる遺跡探査