
臨床心理士には、臨床心理の知識や技術だけではなく、悩める人とその心に真摯に向き合い、主体的に関わっていくことが、求められます。
本学の大学院教育では、心理臨床の知識・技術だけではなく、各自の生きた知に根ざした、総合的な人間理解の視点をもつことを目指しています。そのため、大学院生一人一人の個性と可能性を大切にした教育姿勢のもと、天理大学カウンセリングルームをはじめ、さまざまな臨床体験の場や実習の機会を提供し、スーパービジョンや事例検討会を重視した臨床教育を行っています。
2004年4月に開設された天理大学大学院は、臨床心理学の大学院としてはまだ発展途上の中にあります。しかしその背景には、河合隼雄先生以来の長い心理臨床の風土があります。奈良三山に囲まれ、山の辺の道に続く落ち着いた環境の中で、じっくりと心理臨床の勉強をしてみませんか。
天理大学大学院は少人数制で、実習環境も整っており、意欲さえあればいくらでも学べるところです。心理臨床の仕事は決して楽なものとはいえません。むしろつらい、地味な仕事です。しかしいろいろな人の心とじっくりと向き合い、人の心に寄り添っていけるという意味では贅沢な仕事ともいえるでしょう。人を愛し、人を尊重できる人、そして自分をみつめつつ、生き生きと積極的に前進していく意欲を持った人を待っています。