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留学生

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※(写真左より)ペレゴン アリーナさん、ゴロフコ カテリーナさん、平良 友里恵、辻本 智資さん

ペレゴン アリーナさん(短期交換留学生 キエフ大学)
ゴロフコ カテリーナさん(短期交換留学生 キエフ大学)
平良 友里恵さん
(国際文化学部 ヨーロッパ・アメリカ学科 ロシア語コース 2年次生)
辻本 智資さん
(国際文化学部 ヨーロッパ・アメリカ学科 ロシア語コース 4年次生)

食卓から世界につながる国際交流。
何気ない日常からお互いの理解が深まる。


 いいにおいが漂っているのは、ウクライナからの留学生アリーナさんの部屋。テーブルには、アリーナさんが腕によりをかけて作ったボルシチとトースト料理、アリーナさんの出身国であるウクライナの郷土料理がズラリ。今日はこの部屋で食事会が開かれます。テーブルを囲むのは、同じくウクライナ出身のカテリーナさんと、彼女たちの生活をサポートするチューターの辻本さん、平良さん。彼らは月に一度くらいこのような食事会を開催しているのだとか。

 食事中、楽しそうに笑うカテリーナさん。彼女は故郷から遠く離れて暮らしているのに寂しさを感じることがないと言います。「もともと“日本人はやさしい”というイメージを持っていましたが、天理大学に来て、それを実感。智資や友里恵など大学で接する友人たちが日本の生活に慣れないわたしたちのことをいつでも助けてくれるし、食事にもよく声をかけてくれるから」。これを聞いていた辻本さんは、照れ笑い。「ロシアへ留学するので、チューターとして彼女たちのサポートをしていますが、自分自身もこういった食事会や買い物などを通して、教科書や教室では学べない生きた会話を教えてもらえるので、むしろ役得という感じなんですよ」。仲間同士食事を楽しんでいるだけかと思ったら、この会は彼らにとって学びの場でもあるようです。世界20数カ国から200名前後の留学生が学ぶ天理大学では、このようにざっくばらんな国際交流が日常的に行われています。

 また、その傍らで会話に夢中なのは平良さんとアリーナさん。彼女らは遠距離恋愛を経験している者同士、何かと共感することが多いそう。「育った環境や話す言葉はまったくちがうのに、大事な人と離れて不安になったり、寂しくなる気持ちは同じなんですよね」。アリーナさんも想いは同じ。「夜遅くまで話し込み、友里恵とはただの知り合いを越えて、友人になれた気がしました」。以前は外国人と会話するというだけで、難しく身構えてしまっていたという平良さんですが、この気づきをきっかけに自然とアリーナさんとコミュニケーションする機会が増えたと言います。

 彼らの自然体のやりとりは、言葉や文化を超えて人と人が理解し合うことはそんなに特別なことではないと教えてくれているようです。むしろ肩ひじ張らずに付き合っているからこそ、彼らはごく当たり前に自分を伝え、相手を理解し、より近づき合うことができる。この生きたコミュニケーションこそが、天理大学の国際交流と言えるでしょう。日本とウクライナの国際親善から恋の話まで、どんどん話が広がったこの日の食事会は、主催者のこの言葉で締めくくられました。「スパシーバ ザ プリグラシェーニエ!(ごちそうさま)」。

「チューター制度」や「交流キャンプ」

交流のきっかけづくりを制度でも支援。

 海外からの留学生を公私にわたってサポートするチューターは希望制。辻本さんとアリーナさんのように語学を教え合うだけでなく、国境を超えた友情を育てることができます。
 また毎年開かれる国際交流キャンプは、日本人学生と留学生が自由に参加し、1泊2日のキャンプを通じて交流を深めるというもの。学部や部活で知り合う機会のない相手とも、大自然の中ですっかり仲良くなれます。


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